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3Dスキャナーの種類をご紹介します!用途によって使い分けると便利です!



三脚に設置する地上設置タイプや空に浮かべるドローン搭載タイプなど3Dレーザースキャナーにはさまざまな種類があります。


今回の記事ではスキャナーのタイプにはどんなものがあるか、主にどんな用途で利用されているかを簡単にご紹介します。


3Dスキャナーのタイプ



地上設置タイプ


地上設置タイプはもっともポピュラーなタイプのスキャナーであり、三脚の上に固定して使用します


片手で持てるコンパクトなタイプが多くどこにでも持ち運べるので使いやすいメリットがあります。


三脚をつかってスキャンするので、他のタイプに比べて精度が高いという特徴があり、土木建築業界のような高精度を求める業種でよく利用されています。


レーザー光の性質上、障害物の裏側をスキャンすることができないため、障害物の多い場所ではスキャン回数が増えてしまうので注意が必要です。


ドローン搭載タイプ


このタイプはドローンを使って空からスキャンできます


広範囲のスキャンや遠くのスキャンが簡単にできるため急速に普及が進んでいるタイプです。


道路建設のような大規模かつ広範囲の工事の測量や防災マップのための地形データ取得といった用途で活躍しています。


一昔前は空から撮影やスキャンをするには航空機を飛ばす必要があったので、非常にコストがかかっていました。


しかし、ドローンの登場で簡単かつ安価に空中からのスキャンを行えるようになりました。


さまざまな業界でデータ活用が模索されており、これからますますの発展が期待できるでしょう。


ウェアラブルタイプ


ウェアラブルタイプは人間が背負って移動しながら撮影できるタイプです。


動きながらの撮影となるので地上設置タイプに比べると精度は落ちますが、障害物の多い場所や入り組んだ地形でもスムーズにスキャンが可能です。


入り組んだ地形でのスキャンや森林の管理などで利用されています。


MMS(モービルマッピングシステム)


MMSは自動車などの乗り物に3Dスキャナーやカメラ、センサーなどを搭載したものです。


道路のメンテナンス用途などで利用されており、自動車で高速に移動しながら路面のヒビやクラックを発見できます。


インフラの老朽化問題対策の1つとしてこのような最新技術を利用したインフラメンテナンス手法が注目を集めています。


ハンディタイプ


ハンディタイプは手に持って使うタイプの3Dスキャナーです。


美術品などそれほど大きくないものをスキャンするのに向いており、文化遺産のデジタルアーカイブ化などで利用されています。


また、他のスキャナーと組み合わせて利用されることもあります。たとえば地上設置タイプでスキャンできなかった障害物の裏側をハンディタイプで撮影して補完するといった例があります。


卓上設置タイプ


卓上設置タイプはハンディタイプと少し似ていますが固定されているのでより精度の高いスキャンができます。


屋内での利用やリバースエンジニアリングのために対象をスキャンする時など精度が重要な場面で活躍してくれます。


まとめ


3Dスキャナーのタイプ別に簡単な紹介をさせていただきました。用途に合わせて最適なタイプを選べば、業務もスムーズにこなせるでしょう。


もし、「種類が多すぎて何を選べば良いかわからない」とお困りなら、地上設置タイプから検討を始めてみるのがオススメです。


地上設置タイプは初期に普及が始まったこともあり、さまざまな業界での活用事例が豊富です。ご自身の環境にちかい事例が見つかれば参考にしやすいかと思います。

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