電子機器を購入する時にメーカー名を見るひとは多いと思います。
しかし、3Dスキャナーの場合、測量機器を手がけてきたメーカーや新興のメーカーが多く、メーカー名だけでは判断しづらいと感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は3Dスキャナーの代表的なメーカーについて、どんなメーカーなのか簡単に解説します。
代表的な3Dスキャナーメーカー
ライカジオシステムズ
ライカジオシステムズは古くから測量機器などを扱ってきたメーカーで、3Dレーザースキャナーや3Dソフトウェアの開発をしています。
約1kgとコンパクトでどこにでも持ち運べるBLK360や高速スキャンを行えるRTC360といった製品があります。
ライカと聞くとカメラのライカが有名ですが、もともとはライカジオシステムズもライカカメラと同じく「エルンスト・ライツ」の一部でした。現在はスウェーデンに本社をおく「ヘキサゴン」というグローバル企業の傘下となっています。
FARO
ライカジオシステムズと同じく早くから3Dレーザースキャナーとソフトウェアの開発を始めたメーカーです。
よく見る青いカラーリングが特徴的な3Dレーザースキャナー「FARO Forcus 3D」もここで作られています。
トプコン
トプコンは日本の測量機器メーカーです。
測量で広く利用されているトータルステーションという機器を世界で初めて開発したことで有名です。
3Dスキャナーでもトータルステーションと組み合わせた製品を開発しています。
DJI
ドローンで世界的なシェアを誇るDJIは3Dスキャナー搭載型ドローンの開発も手掛けています。
航空写真から点群データを生み出すタイプやLiDARを搭載してスキャンするタイプなどがあります。
マターポート
マターポートは近年急成長しているメーカーです。
マターポートProシリーズといった3Dスキャナーと自社クラウドサービスによるモデルの生成・配信の2つを軸にサービスを展開しています。
マターポートでスキャンし生成した3DモデルにはVR化などが容易に行えるという特徴があり、これを利用したバーチャルコンテンツを配信しているサイトも多いです。
まとめ
3Dスキャナーを開発している代表的なメーカーをご紹介しました。
このほかにもハンディタイプのスキャナーや背負えるウェアラブルタイプ、MMS(モービルマッピングシステム)に載せる車載型などを作っているメーカーもあります。
3Dスキャナーには多くの製品がありますが、メーカーやスキャナーのタイプによって得意不得意があるので、ご利用の環境に合わせた製品を選ぶのがオススメです。
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