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点群データ・3Dレーザースキャナーの活用事例紹介!見守りサービスやオープンデータとして活躍!

更新日:2023年11月20日

点群データや3Dレーザースキャナーの普及が進んでいることもあり、さまざまな分野で活用が始まっています。


3Dレーザースキャナーや点群データを使ってどんなことができるのか、実際の事例をもとにご紹介します。


カメラの代わりに3Dスキャナーで見守りサービスができるようになる技術を富士通が開発




富士通が開発した「人間の姿勢や動きを推定する技術」はミリ波センサーを使って点群データを収集することにより、カメラを設置せずに見守りサービスのようなシステムを作れます。


カメラを設置して高齢者の状態をモニタリングすることは安全面を考えると便利でメリットも多いですが、24時間カメラの監視下に置かれてしまうためプライバシーとの両立がむずかしいことが課題でした。


今回開発されたこの技術ではカメラを設置せずにモニタリングし、高齢者が転倒してないかといった判断をできるようになるため、プライバシーと安全を高いレベルで両立可能です。


富士通では2023年度中のサービス化を目指しています。



三島由紀夫ゆかりの旧図書館をデジタルアーカイブ



兵庫県にある旧加古川図書館として利用されていた建物を東播工業高校建築科の生徒がデジタルアーカイブ化しました。


この図書館は三島由紀夫が徴兵検査を受けたとされる場所で歴史的にも貴重な建物ですが、老朽化のため残すかどうかの議論がされています。


今回計測したデータはVR活用や立体造形物の製作などに生かされる予定です。



広島県では被災予想地域や公共土木施設をオープンデータ化



広島県では2022年6月28日より、インフラマネジメント基盤「DoboX(ドボックス)」の運用をスタートしました。


外部システムとのデータ連携機能をもつシステムは都道府県で初となるため注目を浴びています。


DoboXでは行政で活用していた情報がオープンデータ化されており、誰でも利用可能です。


地形データをオープンデータとして活用するとりくみは全国各地で広がっており、民間のアイディアと行政の持つデータから生まれるイノベーションが期待されています


まとめ


点群データ・3Dレーザースキャナーの活用事例を紹介させていただきました。


3つの事例をご紹介しましたが、介護での活用、VRや授業での活用、オープンデータ化して民間へ公開と三者三様の活用方法でしたね。


このように点群データの応用範囲は幅広く、アイディアしだいでどんな分野でも活かせる可能性を秘めています。


また、いきなり機材を購入せずともレンタルや代行サービスで低コストのスタートができるのも魅力の一つです。


「こんなことをしてみたい!」というアイディアをお持ちのかたは、お気軽に3Dレーザースキャナーと点群データの活用を始めてみましょう!

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