スマートホーム、スマート家電といったIoT機器の普及が進み、私たちの生活になくてはならないものとなりつつある「IoT技術」。
しかし、IoTとは何か?と聞かれたときにパッと答えるのは意外とムズカシイですよね?
そこで今回の記事ではIoTの基本に立ち返りIoTとは何かやIoTの事例を紹介し、IoTについて簡単な解説をしたいと思います。
IoTとは?
IoT(インターネット・オブ・シングス、モノのインターネット)とは、物理的なデバイスがインターネットに接続され、データを収集しそれを解析・共有することで人々に役立つ価値を創出する技術のことです。
IoTデバイスはセンサーやソフトウェアを内蔵しネットワークを通じて情報のやりとりを行います。
IoTで何が変わる?
IoTはわたしたちの社会や暮らしを大きく変える力を持っています。IoTデバイスがお互いに連携することで自動化や効率化が可能です。
身近な例としては、家電をネットで繋いでスマートフォンや声で制御できるようにする「スマートホームシステム」やスマートウォッチのような「ウェアラブルデバイス」があります。
IoTを利用したシステムによってデバイスやデバイス周辺の状態をリアルタイムでモニターしたり、制御したりすることが可能です。
IoTを支える技術
スマートホーム
スマートホームは家の中にある家電製品をネットワークを通じて管理するためのアイテムです。
音声を通じてテレビをオンにする、一定の温度になったらエアコンを自動で起動する、外で家の電気が消えてるか確認するといった活用があります。
QRコード
日本のデンソーが開発したこのシステムはもともとは工場での生産管理を目的につくられました。
しかし、今ではIoTにとってもなくてはならないものとなっています。従来のバーコードは20文字程度の情報しか扱えませんでしたがQRコードの登場で数千文字を扱えるようになりました。
IoTでは物流の管理などで利用されています。宅配便の荷物追跡サービスではQRコードをスキャンし、スキャナーを通じて簡単に荷物の所在地をネットワークで管理できます。
3Dレーザースキャナー
3Dレーザースキャナーは周辺をスキャンすることで非常に精度の高い3Dデータを取得できます。
土木建築業界や映像業界などで広く普及している機器ですが、IoTシステムにおいては目のような役割を果たすことが多いです。
たとえば自動化が進み無人もしくは少人数で稼動するスマート工場では、機械の状態をチェックしたり、完成した製品の検品作業で利用されます。
まとめ
IoTについて簡単な解説と事例、IoTを支える技術について紹介しました。
身の回りのデバイスがインターネットに接続して情報をやりとりするようになるという一見単純な変化ですが、多くの物事をデジタルで処理できるようになるため社会へ与える変化は大きいです。
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