3Dモデリングの活用は、3Dスキャナーをはじめ、さまざまな分野で広く展開しています。
その中でも最近とくに注目を浴びているのが、3Dモデルをもとに立体物を造形できる3Dプリンターです。
いろいろな業界で注目されている3Dプリンターですが、一方で「何がすごいのか」については、あまり情報がまとまっておらずいまいち凄さがわかりにくい状態が続いています。
そこで今回は、3Dプリンターについて3Dスキャナーとの相性や活用事例などを詳しく説明したいと思います。
3Dスキャナーと3Dプリンターは高相性!
I細かいところまでスキャンして点群データを取得できる3Dスキャナーは3Dプリンターとも高い親和性を持ちます。
なぜなら、3Dプリンターは3Dモデルをもとに細部まで精密な造形を行えるからです。
人間が細かな起伏など細部のディテールまで正確に再現しようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。
しかし、3Dプリンターであれば時間を大きく短縮できますし、ある程度の量産も簡単です。
スキャンデータを使えばいろんな応用ができる
3Dスキャナーと3Dプリンターの活用事例として、ミニチュアで作った試作品をスキャンし、スケールを拡大したのちに3Dプリンターで出力するといったものがあります。
これにより手のひらサイズの試作品のデータから巨大な完成品をプリントするといったことが可能です。
逆に現実の建物をスキャンし、3Dプリンターでミニチュアの模型を作り、増改築の計画を練るといった利用もできるでしょう。このように一度データ化することで活用の幅が大きく広がります。
まとめ
スキャンしたデータを送信し、現地で3Dプリンターを使用することにより、必要な材料と3Dプリンターさえあれば、製品の輸送を気にすることなく様々なアイテムを作り出すことが可能になるでしょう。
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